美泉定山について
1866年(慶応2年)、ひとりの修験者がアイヌの若者の案内で小樽の朝里峠を越えて原生林がうっそうと生い茂る豊平川上流にやってきました。これが美泉定山(みいずみじょうざん)です。
渓谷に立ちのぼる湯気と湧き出る温泉を確認した定山は、病気やケガに苦しむ人々を救おうと、無人のこの地に移り住み寝食を忘れて温泉開発に苦心しました。
時は明治維新動乱のさなか。定山の熱意はやがて人の心を動かし道が拓かれ、温泉は人々に知られるようになっていったのです。
幾多の困難を乗り越え温泉の礎を築いた定山の功績から、この地が「定山渓」と命名されました。
泉質
第一寶亭留は、温泉街を流れる豊平川河畔の河床から自噴する3本の源泉を所有しています。
鉄分など各々含有成分が異なる源泉をブレンドすることで、より濃厚な温泉をお愉しみいただいております。
●源泉の湧出温度
3ヵ所平均約69℃
●泉質
ナトリウム‐塩化物泉
●効能
美肌、ストレスの緩和、デトックス効果の期待、神経痛、筋・関節痛、五十肩、打撲、捻挫、冷え性、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、やけど、病後回復期など