和食に欠かせない存在といえば、お米。
「定山渓第一寶亭留 翠山亭」や「翠山亭倶楽部定山渓」「厨翠山」「食堂いち」「秘密のカレー部屋」では、契約農家である蘭越町・富岡地区の長田さんが育てたお米を使っています。
全国屈指の米どころ・蘭越町
定山渓温泉から車で1時間半ほどの場所にあり、日本百名山「羊蹄山」とパウダースノーで有名なニセコ連峰に囲まれた自然豊かなまち、蘭越町。
これまで9回開催された”米-1グランプリ”においてグランプリ4度、準グランプリ4度も獲得している全国屈指の米どころでもあります。
今回、まさに稲刈り真っ最中だった長田さんのもとへお邪魔してきました。
一面に広がる稲田の景色に圧倒されましたが、景色の美しさもさることながら徹底した栽培管理にも驚かされました。
天然の浄水
味の決め手は鮮度のいい湧き水。
冷たくおいしい湧き水は、米づくりに欠かせません。富岡地区は蘭越の中でも高台に位置し、湧き水が豊富で非常に清らかな「天然の浄水」によっておいしいお米が育つ地域なのです。
長田さんの稲田では、日本一の清流といわれるシャクナゲ岳の水を使用して栽培してます。
日本各地の農場では近年の温暖化現象により、高温障害や病害虫の被害が多くみられています。これらを防ぎ、おいしいお米を作るには、やはり冷たい水が必要になります。冷たい水を田んぼに注ぐことにより寒暖の差が発生し、害虫被害をおさえることにも繋がるのです。
長田さんは、夏場には清涼な湧水を引き込み、稲に活気を与えることで美味しいお米を育てています。
稲を冷やすことで収量は減少しますが、「何よりも美味しいお米を消費者に届けたい」という想いを持つ長田さんは、苦労を惜しまず、毎年おいしいお米を作りに取り組み続けています。
私たちも、一粒一粒みっしりと水分がいきわたった米の食感に魅了されました。
また、北海道の減農薬基準である「イエスクリーン」基準をクリア。生産者の長田さんは”減農薬管理”を始めとした多くのこだわりによって、自然にやさしく安心安全な美味しいお米作りを行っています。
生産者のこだわりと愛情のこもった”ゆめぴりか”と”ななつぼし”。
その味を是非旅館でお楽しみください。
おまけ
お米以外にもトマトやアスパラといった野菜も育てている長田さん。
調理長のもとに、いつも新鮮な野菜を届けてくれます。