創業当時(昭和32年)、篆刻家で書道の大家であった関野香雲先生が当ホテルに投宿されておりました。
定山渓のお湯の良さとくつろぎに心洗われた先生は、一幅の書を揮毫(きごう)されました。
それが「定山渓第一寶亭留」の篆書(てんしょ)です。
お泊まりいただいたお部屋からは定山渓温泉で
もっとも遅くまで夕陽を受ける夕日岳が金色に輝いて見えていたことから
『山』の文字は夕日岳を模したと伝え聞いております。
当時は世の中の何も彼も洋風・洋式へと傾注していた時代で、
当ホテルも定山渓第一ホテルとして洋風化路線を進めていたため、
この篆書は長いこと眠りについておりました。
時は移り平成14年、 私たちは、「旅館のもつおもてなしの心とホテルのもつ快適さ」を
ご提供して参りたいとの思いを見事に表現した「寶亭留(ホテル)」の書を再発見したのです。
「ホテル」ではなく「寶亭留(ほてる)」。
お客様の心に寶(たから)が留(とど)まる亭(やかた)。
以降、宿名はカタカナのホテルから寶亭留に改められました。
この思いを大切に、お客さまに愛される宿を目指して参りたいと存じます。
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1957 昭和32年株式会社第一ホテル創立/定山渓第一ホテル開業
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1961 昭和36年木造本館新築
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1961 昭和36年鉄筋2号館完成
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1978 昭和53年鉄筋3号館完成
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1982 昭和57年鉄筋5号館完成
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2002 平成14年「支笏湖第一寶亭留翠山亭」開業
定山渓第一ホテルを定山渓第一寶亭留 翠山亭と改称 -
2004 平成16年「支笏湖翠山亭倶楽部」開業
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2005 平成17年「株式会社 第一寶亭留」に社名変更
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2005 平成17年「翠蝶館」開業
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2005 平成17年「ニセコワイスホテル」開業
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2006 平成18年「フラノ寶亭留」開業
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2007 平成19年「翠山亭倶楽部定山渓」開業
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2016 平成28年翠蝶館を「女性のための宿 翠蝶館」に名称変更
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2017 平成29年「厨翠山」開業
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2017 平成29年「坂ノ上の最中(スイーツ)」開業
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2018 平成30年「雨ノ日と雪ノ日(ジェラート・ピザ)」開業
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2019 令和元年「旅籠屋 定山渓商店」開業
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2020 令和2年定山渓第一寶亭留翠山亭内に特別食事処「湯相七席」新設
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2020 令和2年「森乃百日氷」開業