女性のための宿 翠蝶館では、日本人のソウルフードでもある「おにぎり」を朝食に採用しています。
おにぎりの作り方自体はとてもシンプル。
それゆえ奥も深い料理だと思っています。
今回は「理想の鮭おむすび」を目指して、翠蝶館の厨房では調理人たちの試作が重ねられました。
天然物の紅鮭を用いて様々な部位を塩焼きにして食べ比べた結果、今回は「ハラス」を切り落として使うことに。
ハラスは一匹の鮭からわずかしか取れない希少な部位ですが、とろける脂はさらさらしていて、じゅわっと贅沢な旨味が広がります。
じつは今回の鮭おにぎり、具材は塩焼きのほぐし身だけではありません。
翠蝶館調理長の桑原だけでなく、第一寶亭留の調理人それぞれの知恵を出し合いながらの試作が続きます。
「おにぎりのための鮭」を研究し、シェフの小松がフレンチの技法を取り入れて調理した鮭のコンフィに、第一寶亭留総料理長 夏目が出汁の旨味を引き立たせるための味付けを行った鮭フレークも具材に加えることに。
塩はミネラルが豊富な出雲の藻塩をセレクト。これは20種類以上もの塩を揃える「厨翠山」から取り寄せたものです。
お米は10年連続の特A評価を獲得している北海道米ゆめぴりかを使用。ほどよい粘りと甘み、やわらかさ、つややかな炊き上がりの美味しさをお楽しみください。
2021年2月から、朝食の選べる具材メニューに加わります。
塩焼きのハラスほぐし身と一手間かけたフレーク。
ご家庭ではなかなか作ることのできない、ここだけの鮭おにぎりが完成いたしました。
翠蝶館調理長の桑原も、この表情。
翠蝶館にご宿泊の際は、ぜひ鮭おにぎりを召し上がってみてください。
●『女性のための宿 翠蝶館』
札幌市南区定山渓温泉西3-57
011-595-3330
http://www.suichokan.com