「食の宿」として厨翠山が開業して、もうすぐ四年の月日が経ちます。
定山渓の湯でお寛ぎいただくのはもちろんのこと、ご滞在を通して食の時間を存分にお愉しみいただけるような宿を目指してまいりました。
ご夕食は四季で献立を大きく変えておりますが、この春、お客様の声をもとに朝食膳のリニューアルを行います。
ここでは一足先に、その一部をご紹介いたします。
水槽野菜のサラダ
朝一番の身体に、新鮮なお野菜は欠かせません。
キッチンの真ん中に備えている水槽は、野菜の冷蔵庫の役目を果たしています。
朝に水槽から取り出した生野菜は、素材そのものの美味しさや食感をお愉しみいただけるように、なるべく包丁を入れずにサラダとしてご提供いたします。
全9種類の野菜は、自家製のローストビーフとともにお召し上がりくださいませ。
究極の赤身
小鉢にはマグロの中落ちもご用意しております。(※仕入れによって変更になる場合がございます。)
濃厚な味わいがあり、「究極の赤身」とも呼ばれる部位です。
とろろに醤油のエスプーマ、大葉、奈良漬をトッピングしており、あつあつのご飯にかけてお召し上がりいただくのもおすすめです。
ご飯のおかわりはたくさんご用意しております。お気軽にお申し付けくださいませ。
「厨のスープカレー(?)」
温物の名前には、あえての「(?)」です。
10時間 煮炊きした鶏肉はとろとろに仕上がり、スープは生クリームのまろやかさとバターのコク、加えて香草の風味が味わいを豊かにしてくれます。
ただしカレー粉を使用しておりませんので、カレーではありません。
10品目を超えるご飯のお供から最後のデザートまで、もちろんすべてが手作りです。
新しいご朝食は、2021年4月1日より変更いたします。
よろしければご感想をお聞かせください。
旅の余韻が心地よく広がるような、朝の時間になりますように。
●『厨翠山(くりやすいざん)』
札幌市南区定山渓温泉西3-4
011-598-5555
http://www.kuriyasuizan.com